神経系疾患に
興味のある皆さんへ
治療法は多岐にわたります。 内科的治療はもちろん、外科手術、血管内手術、内視鏡手術、放射線治療、そして将来は再生医療も加わることでしょう。 とにかく、あらゆる手段を用いて脳神経を守るのが私たちの使命なのです。 ですから、治療技術に磨きをかけ、難治疾患に対する新たな治療を開発しなければなりません。
一方で、私たちは神経系疾患を広くケアする使命も負っています。 ですから、手術を専門とする医師だけでなく、神経系疾患を総合的に診療する 医師を育成し、リハビリや救急、外来診療などの広い分野で活躍できるようサポートします。 将来、開業したい方や、他科で診療したい方も歓迎です。 時代は変わり、患者さんは脳の専門医を求めています。 私たちと学んだことを糧に、自由に羽ばたいて欲しいと思います。
私たちと一緒に自分磨きをしませんか? 大学病院をはじめとした関連施設での研修に加え、国内外の留学プランも準備します。 皆さんの将来に、医師としての大きなやりがいと、さまざまなアドバンテージをプラスできると自負しています。 もし神経系疾患に興味があるようなら、私たちに連絡をください。 皆さんの「一歩の勇気」を期待しています。
卒後4年目、入局2年目の桒原舜太郎と申します。
私は山口大学を卒業後、熊本赤十字病院での初期研修を終えた後、当科に入局しました。
縁あって見学に伺った際、吉村教授をはじめとした医局の先生方が臨床、研究、教育の全てにおいて高いレベルで取り組まれており、活気溢れる医局の雰囲気を感じたとき、ここで一流の脳外科医になるための修練を積みたいと考え、お世話になることを決めました。
臨床においては、大学病院では全国からご紹介いただいた高い専門性を要する患者の診療に加えて、救急患者を断らない方針も掲げており、多くの緊急手術症例があります。特に急性再開通療法は全国屈指の件数を行っています(2018年 116件)。救急患者の診療では、十分な指導の元、後期研修医も主治医・執刀医となって診療にあたるため、major surgeryの第一助手に加えて、卒後3年目では穿頭術、水頭症手術、卒後4年目からは十分な指導の元で開頭血腫除去術、急性再開通療法、頚動脈ステント留置術等の術者をさせていただけることも増えてきました。確かに多忙な日々ではありますが、吉村教授は常に私達に成長出来るチャンスを与えて下さっており、豊富な症例や発表、研究の機会をいただくことで慌ただしくも成長を感じる毎日です。
また、常時複数名海外からの留学生が勉強に来ているため、毎朝のカンファレンスは英語で行われており、日常会話でも英語を使用せざるを得ない場面が多いことも(英語が苦手な私にとって)良い経験になっていると感じます。
他にも文章だけでは伝わらない当科の良さがたくさんあります。
少しでも興味を持っていただけた方は、まずは是非一度見学にお越し下さい。
実際に感じていただきたい良さがたくさんあります!
そして、皆様と一緒にチャレンジし成長できる日を楽しみにしています!
私は平成27年度に他大学を卒業し、兵庫医科大学脳神経外科に入局しました。最新の治療である血管内治療にも携わっていきたいと考える中で、当科は直逹術と血管内治療を高いレベルで両立している施設であったため、入局を決めました。また、救急患者の受け入れ体制が整っており、予定手術以外に緊急手術をする機会も非常に多くあります。
入局一年目より、尖頭血腫ドレナージ術、脳室ドレナージ術、VPシャントなどの手術を術者として経験し、また、術後管理を担うことで病態理解を深めていきます。脳血管造影検査の件数も多く、カテーテル操作の基礎を学びます。
二年次より開頭血腫除去術、再開通療法の術者を経験し、顕微鏡やマイクロカテーテルに慣れていくという具合です。手術件数も多く、体を動かして覚える性格の方にはぴったりだと思います。
実際に入局してみると、想像以上に活気に溢れた雰囲気の良い医局で、出身や学閥を問わず多くの先生方と、患者さんのために日々の診療や新しい治療・研究に一緒になってアグレッシブに取り組む空気があり、忙しいながらもとても楽しく充実した毎日を送っています。